2015年3月13日金曜日

第5回山邉利太郎杯U-12久山FCフェスティバル 3位!


3月7日、8日に行われた、第5回山邉利太郎杯久山フェスティバルに参加しました。
 6年生初の11人制の大会でした。8人制の場合、システムは1-4-2-1を基本に戦ってきました。これは11人制の1-4-3-3をベースに、MFの位置のボランチ、FWの位置の左右のウイングを除いたシステムなわけです。ですから、8人制の場合は、左右のサイドバックは時には駆け上がりウイングの仕事をする、二人のMFはサイドハーフとボランチの仕事を状況に応じて行うことで、11人制の1-4-3-3の動きを8人制で行っているということになります。
 
 6年生はすでに8人制での各ポジションの動きの基本は理解していましたので、11人制に変わっても、大きく混乱することはありませんでした。逆にポールを保持している状況では、うまくポジショニングが取れ、主導権を取ることができました。逆に相手ボールの場合、8人制では多くて2人のFWですが、11人制の場合3人のFWを4人のDFで対応するので、難しさがありました。しかし、ボランチが状況判断良くDFラインのカバーリングに入り、危ないスペースを未然に防いでくれていました。

 予選リーグは、危ない場面もありましたが、ディフェンスが固い守りを見せ無失点で3勝し、1位で通過しました。
■予選リーグ
対 原田FC  4-0 勝利
対 吉木FC  1-0 勝利
対 那珂FFC 3-0 勝利
 決勝トーナメント初戦は、志免FCジュニアとの対戦でした。いいポジショニングからボールをキープし、効果的な攻撃ができました。後半いい時間帯に追加点も決まり、3-0で勝利することができました。

 準決勝の相手は、勢門ウイングスとの対戦でした。前回の対戦のデータがあったので、浅いDFラインの裏を狙う戦略で戦いました。しかし、逆に攻撃が単調になってしまい、効果的な攻めができませんでした。先制するもミスから追いつかれ、後半はお互いに決定機を決められず、勝負はPK戦に。12人目のキックが止められ敗戦。当然全力を出し切った選手たちは悔し涙を流していましたが、最後まで勝者を称える姿勢を見せてくれました。
 選手たちは、今までの多くの経験から、敗北を受け入れる強さを持ち、勝者を称え、また次の目標に向かって仲間と支え合い努力すること、その大切さを知っています。PKのキッカーを務める勇気と責任感、またうまくいかなかった選手に対する思いやり、サッカーをやることの意味をよく理解しています。
 小学校生活最後の大会、最後の試合にふさわしい、結果以上に大切なものを見せつけてくれた5試合でした。サポーターの皆様、本当にいろいろありましたが、最後の最後まで支えていただき、本当に感謝しています。ありがとうございました。選手と共に泣き笑いし、生きてる実感を得られ、成長の隣に寄り添えたことを幸せに思います。
 すでに週末には新U-13の練習試合が入っています。新たな目標、新たなメンバーでさらなる高みを目指す選手たちをサポートしていきたいと思います。

■決勝トーナメント
1回戦
対 志免FCジュニア  3-0 勝利

準決勝
対 勢門ウイングス   1-1  10PK11 敗戦
 
 

2015年2月26日木曜日

U-12福岡市長杯を終えて


 2月22日(日)に第36回福岡市長杯の決勝トーナメント(ベスト8)が博多の森、レベルファイブスタジアムで行われました。
 1回戦の対戦相手が決まった時から、1週間それに向けたトレーニングを行いました。約2か月前に対戦した際には、いいところなく0-3で敗れた相手。選手達の記憶も鮮明で、まず苦手意識を払しょくするためのミーティングから始めました。しかし、選手たちはすでに気持ちの切り替えがすんでおり、対戦に意欲的でした。
 前回対戦を客観的に分析し、相手の攻撃と守備の強みを消す作戦を伝えました。また、サッカーは攻撃と守備が表裏一体なので、相手の強みを消しつつも、効果的な攻撃を仕掛けることを伝えました。
 1週間の選手たちはいつも以上に集中しトレーニングをこなしていました。時には、こちらの戦略に付け加えるようなアイデアも発言していました。ここ数カ月の選手の成長には、驚かされっぱなしでした。試合の中での意見交換、時にはぶつかり喧嘩も多々ありましたが…、アイデアを出し自ら困難を打開する力、それ以上のチームワーク。ここまで成長しているとは思っていませんでした。
 十分な準備をして試合に臨みました。作戦は思った通り当たり、徐々に試合のペースを掴んでいきました。前半は0-0でほぼ互角の戦いでした。後半、基本的には戦略を変えず臨むとしながらも、状況に応じてはリスクを冒し、攻撃することも考えるよう伝え送りだしました。
 時にはリスクを冒す。これは無謀とは全く違い、セオリーを熟知しながらもそれを無視するインテリジェンスのことです。よく間違えやすいのは、1度もミスをしなかった選手が1番上手いと勘違いすることです。そこにリスクを冒すインテリジェンスがあったかどうかは今後高いレベルでサッカーを行うには、かなり大切な要素となります。しかし、今の選手たちはそのことも十分理解しています。

 後半19分までは戦略通りに進んでいました。しかし、最後のカウンターに全体の反応が遅れました。やはり勝負は最後まで気を抜けない。いい教訓になりました。

 数か月前には歯がたたなかった相手に、こんな短期間で追いついた選手の力には本当に驚かされると同時に、精神的にも体力的にもタフな戦いに死力を尽くした選手たちを誇りに思います。
 サッカーで人生を学ぶ、クラブは生き物だ…色々なことを考えた数ヶ月でした。しかし、後ろを振り向く暇はありません。2週間後には初の11人制の大会への参加が決まっています。すでにレアッシジュニアユースに向けた活動が始動します!世界を目指した挑戦がいよいよ始まります!頭を上げ、上を向いて進んで行きましょう!!
 今回もたくさんのサポーターに支えられ、選手、スタッフ共に勇気づけられ最後の公式戦に最高の試合をすることができました。本当にありがとうございます。遠くは広島からこのために応援にかけつけてくれた優吏、離れていても大切な仲間のひとりで、一緒に戦ってくれたこと、本当に感謝です。

対 柏原   0-1 敗戦
 
 

2015年2月17日火曜日

U-12福岡市長杯3年連続ベスト8決定!

 U-12福岡市長杯ベスト8をかけて決勝トーナメントに臨みました。
 1回戦はシードの今宿との対戦でした。今季はリーグ戦や大会等で何度か対戦しましたが、1度も勝っていない苦手なチームです。
 トーナメントということもあり、前日までのトレーニングではセットプレーやPKの練習に時間を費やしました。試合前の指示は、今季最後の対戦で3度のリードを守り切れず、3対4で逆転負けした経験から、得点後の失点を要注意ということと、試合終了のホイッスルが鳴るまで決して油断しないことを伝えました。また、午前10時キックオフのため、太陽の位置を考えて攻撃エンドをとることを指示しました。
 立ち上がり、太陽を背に攻撃をしかけました。クリアが偶然にも相手センターバックにハイボールを入れる形になりました。そのセンターバックのハイボール処理にスキを感じたため、急きょハイボールを入れる作戦に変更しました。これが当たり、コーナーキックからのロングシュートが決まり1点先制!
 キャプテンをはじめ、油断するなといった掛け声がすぐさま飛び、指示を忘れていないはずでした…しかしその1分後に左からのクロスの処理にミスがでて同点に。やはり今宿のメンタルの強さは健在でした。しかし、今のチームの成熟度は、昨年末に匹敵するほどに仕上がってきています。慌てることなく立て直し、攻撃を続けました。
 お互い一歩も譲らずPK合戦に。ここでも一進一退が続きましたが、今宿の7人目のキックをGKが止め、こちらはフィールドプレイヤー全員が決め、辛くもベスト16進出を決めました!

 
 
2回戦の相手はYMCAでした。リーグ戦ではセカンドチームが対戦していたため、担当コーチから情報を収取、また1回戦の試合も観戦して対策を練りました。
 しかし、立ち上がりから相手のドリブルに苦戦し、先制を許す苦しい展開。40分ゲームではありましたが、2試合連続のPK戦はリスクが高いと感じたため、すぐにプランを修正しシステムを変更しました。
 
 1点ビハインドで折り返し。ハーフタイムの指示は、コンビネーションを使っての攻撃と、多少のリスクを冒してでも攻撃に人数をかけることを伝えました。
 後半に入り、サイド攻撃よりは中央突破を優先し、なるべく早くゴールに迫る。スルーパスに反応したエースが相手GKの頭上を越えるループシュートで同点。その後も攻めたて、中盤の選手がペナルティーエリアまで進出しシュート。残り5分でなんとか逆転に成功しました!そのまま試合は終了し、3年連続のベスト8進出を決めました!
 苦しい試合を決定づけるシュートを決めたのが、ハルト、ヒビキ、ユウシと長くレアッシを引っ張ってきた選手たちでした。今のチームの選手達には、これからもレアッシを引っ張っていく強い意志と、その資格、そして大きな責任感があります。
 これからも、レアッシの選手であるプライドを持って戦っていってくれると確信した2試合でした。
また、今回もサポーターのマナーのある、そして温かい声援が、力以上の勇気を与えてくれました。本当にありがとうございます。次も精一杯がんばります!

2015年2月10日火曜日

U-12筑後遠征

 2月8日にU-12で筑後遠征に行きました。
 先週の市長杯予選とは異なり今回はピッチが広かったため、ポゼッションを高めサイドをワイドに使って前進することを意識させました。アタッキングの場面では、サイドからのクロスとコンビネーションによる中央突破を狙いました。

 今回の遠征では、次回の市長杯決勝トーナメントに向けた対策と、スタメン以外の選手達の組み合わせの確認が目的でした。慣れた選手間では、ビルドアップの場面でもアタッキングの場面でもスムースさが見られ、チームとしての成熟度の高さを感じました。その反面、メンバーが入れ替わるとチグハグな場面が多々見られました。ケガや病気でメンバーが欠ける場面も今後想定されます。なによりチームのステップアップとして、メンバーの入れ替えによる刺激は必要です。その課題がはっきりと見えた遠征だったと思います。
 寒い中、温かい声援を送ってくださったサポーターの皆様に感謝です。また、ホームチームの松原サントスのスタッフの皆様、ありがとうございましたm(__)m

■対 上陽 3-1
■対 鳥栖 3-0
■対 グラスルーツ 3-2
■対 松原サントス 5-0 

2015年2月8日日曜日

第36回福岡市長杯予選2ndチーム

 2月7日(土)時々小雨のぱらつく中、U-12市長杯の2ndチームの予選リーグが行われました。
 
 各上の相手ということと、前日の雨でグランドコンディションが悪いことを考え、早めに前線にボールを入れ、リスクをさけ、シンプルにゴールを狙う作戦でした。
 前日トレーニングではディフェンスのカバーリングの確認、前々日のトレーニングではボールを奪った後、2トップに早めに当ててフィニッシュを、といったトレーニングを行いました。

 試合に慣れない選手が多い上に、一緒にプレーすることが少ない選手同士もいて、また初戦の緊張もあり、最初のゲームはチグハグな場面も見られました。また、選手間のコミュニケーションも少なく、なかなかチームとして機能しませんでした。しかし、ゲームを重ねるにつれ、また合間の時間を過ごす中で、チームとしての連帯感もうまれ、最後のゲームでは、ベンチにいる選手も一緒になって声をだし戦っていました。

 結果は残念ながら3敗で予選リーグ敗退となってしまいましたが、すべての試合でゴールを奪うことができ、トレーニングの成果が見られたことは大きな経験になったのではないでしょうか。
 

 「サッカーは少年を大人にし、大人を紳士にする」といわれます。まさしくこの日の6年生達は、この言葉の通りでした。仲間を思いやる気持ちや、苦しい状況でも諦めない気持ち、失敗を責めるのではなく前向きな言葉をかけること…大人の第一歩を歩みだしたと感じる一日でした。この経験を今後の人生にも生かしていくことでしょう。

 寒い中、1stチームの選手や多くのサポーターが声援を送ってくれたことは、何より一番の勇気になりました。本当にありがとうございました。
 

 

2015年2月1日日曜日

第36回福岡市長杯スタート!

 U-12最後の公式戦、市長杯が始まりました。
まずは、1stチームの予選からです。30分ゲームで4チームの総当たり、1位のみが次のトーナメントに進出です。
 今回のハイライトは、2勝同士でむかえた第3戦でした。得失点差で下回っていたため、勝利しか道はありませんでした。
 
 

 スタートは、1-4-2-1の第2戦までと同じフォーメーションで臨みました。勝たなければならない一戦でしたが、選手たちに緊張は見れませんでした。
 しかし、攻撃がかみ合いません。これについては気になる点がありました。それは、ピッチの広さです。縦64m横45mとこの時期の6年生の試合にしては小さめということです。微妙な差ではありますが、先週のカップ戦とは明らかに違いました。サイドからのクロスが逆サイドまで流れたり、センタリングのスピードに追い付かなかったり、明らかに距離のズレが生じていました。
 

 攻め込んだ状況で、一つのミスから決定的なカウンターを食らい失点…相手のトップの選手を起点としたカウンターに対応が遅れていました。
 それでも何とか同点で折り返しましたが、後半は解決しなければならない問題が山積していました…
 まずは、あと15分で得点することが必要であること。ピッチのサイズから生じる攻撃のズレ。相手のカウンターへの対策…
 

 それらを一気に解消するためにかけに出ました。フォーメーションを1-3-2-2に変更したのです。
 3バックは、逆三角形のような配置で、相手のカウンターの起点を抑えます。さらにトップの裏のスペースへの飛び出しやスルーパスをセンターバックが処理し、さらに残りの二人のうちマークのない方がカバーリングに入ることを徹底しました。これで守備が安定しました。
 次に攻撃面のズレの問題です。攻撃時にサイドを広く使うことは、現代サッカーにおいてはセオリーといえます。しかし、サイドからのセンタリングが合わせづらいこと、また、15分間に得点が必要なこと、相手のセンターバックにプレッシャーを与えより高い位置(相手のゴールに近い位置)でボールを奪いたいこと、またコンビネーションからの崩しがしやすい距離にサポートしたいこと等を理由に、2トップにし、あえてサイド攻撃をやめ中央からの突破を試みました。
 

 常日頃から、いい攻撃はいい守備に支えられ、いい守備はいい攻撃に支えられていると言っています。これは攻撃と守備が表裏一体のスポーツなので当たり前といえば当たり前でしょう。
 

 守備の安定が攻撃のリズムを生み、高い位置で奪ったボールから勝ち越し点が生まれました。その後コーナーキックから追加点を取り、大事な試合を逆転で勝利することができました。
 

 サッカーは複雑系なスポーツです。うまくいかない原因も複雑といえるでしょう。まずは、冷静なそして客観的な試合分析、そしてそれに対応する臨機応変さが必要なスポーツです。それこそが、いわゆる戦術メモリーを増やすことにつながります。
 難解な問題を解いて解決していくことは、人生にも似ています。自立とサッカーの関係を考えると、ただのスポーツ以上の価値を見いだせるでしょう。
 そして今回もハーフタイムの対策に臨機応変に対応した選手たちは、非常に素晴らしかったと思います。
 

 最後に大きな要素であった、チームワーク。試合に出ている選手、出てない選手にかかわらず
、また多くのサポーターの方々も合わせて、ひとつになれたことが、勝利の要因でもありました。最後まで温かい声援、ありがとうございました。


2014年9月2日火曜日

U-11西日本新聞社杯

 8月23、24日にU-11西日本新聞社杯に参加しました。
区内リーグのチーム分けではなく、ファースト・セカンド混同でチーム編成を行いました。
ポジションがだぶる選手や、調子のいい選手、調子が上がるまで時間のかかる選手、初めて試合でコンビを組む選手、様々な選手がいましたが、それぞれが持ち味を出し予選を無失点で1位リーグに進出しました。
 1位リーグでは、守備が崩壊する試合もありましたが、課題と成果がわかった良い大会となりまし た。
 何より素晴らしかったのは2つあります。
 ひとつは閉会式の選手たちの態度です。表彰式と閉会式があり、時間が長くなり集中力を保つのは大変でしたが、ふざける選手もなく立派でした。大会中に選手と話した中で、勝ち負けは勝負の世界だし、どちらにもなることがある、しかし、勝利に値するチーム、選手でなければならないと言い続けてきました。その言葉をよく理解し、4位ではありましたが、勝利に値するチームの態度だったと思います。
 もうひとつは、サポーターの声援です。自チーム以外の試合も観戦しましたが、レアッシのサポーターの声援には、変な野次や皮肉、マイナスな応援はありませんでした。逆に失敗しても拍手や激励の声があり、選手ともども背中を押してもらいました。また、自分の子供だけじゃなく、チームの選手全員に対しての声援が多く、とても勇気づけられました。選手たちも持っている力の全てを出し切れたのではないでしょうか。本当にありがとうございました。